当サイトの管理人「全滅屋団衛門」は東北の山奥にヒキコモっているニート中年である。
ニで仕事が無く、時間だけはクソみたいにあるので、今まで買ったままで見ていないDVD、買ったままで遊んでいないエロゲー、買ったままで組み立てていないプラモデル、等々をひたすら鑑賞&組み立てるというまさにオタな生活を満喫することにした
そんなどうしようもない社会人を辞めたオタが綴るオタ日記サイト「AE〜攻撃側全滅」

当サイトは、閲覧者が以下のサイトを見ているものとして、書かれております
赤毛のアン
侍戦隊シンケンジャー
仮面ライダーディケイド


2009/7/31(金)


本日もNHKBSで放送している「ガンダム宇宙世紀大全」を見ているので更新はありません

つ〜か、寝オチした


2009/7/30(木)


本日もNHKBSで放送している「ガンダム宇宙世紀大全」を見ているので更新はありません

いや、実際のところ下痢しちゃって更新どころじゃないんだけれども


2009/7/29(水)


本日もNHKBSで放送している「ガンダム宇宙世紀大全」を見ているので更新はありません

と、言うか
飲んだ寝る


2009/7/28(火)


本日もNHKBSで放送している「ガンダム宇宙世紀大全」を見ているので更新はありません


っと、ガンダムにほうけていたら山田辰夫氏がお亡くなりに

名脇役だとかいろいろ書かれていましたが
私には「狂い咲きサンダーロード」で主演した印象が強いから
渡瀬恒彦とタメをはれる日本の誇る2大狂犬役者って評価がなあ

いや、正直この映画、設定とかストーリーの整合性とか全然なんですが
立ちまくっているキャラクター造詣とスタント無しの無茶苦茶なアクションそして映画後半の疾走感
まあ、感動っていうのとはちょっと違うような気がしますが
ハマる人が見れば心に傷跡のようなものが残り、そして何度でも見直してしまう映画なんだよなあ
で、山田辰夫氏はそんな映画のどんな組織にもたった一人で牙を穿きつづける主人公を演じておりまして
牙を穿く理由には全く理解できないけれど、牙を穿く行為自体には共感を憶えるというなあ
まあ、正直山田辰夫氏って甲高いダミ声でしゃべるはイケメンでもないのだけれど、この映画ではとにかくカッコイイんだよ
特に、ブレーキレバー・ペダルを操る右の指と左足を失ってブレーキをかけれない体になってしまったのに、ニヤッと笑ってバイクでどこかに向かって疾走していくラストなんか見ていてマジで震えるぐらいカッコイイんだよナア

まあ、アレだ、好き嫌いはともかく「狂い咲きサンダーロード」死ぬまでに一度は見ておくべき映画だよなマジで、うん


2009/7/27(月)


NHKBSで放送している「ガンダム宇宙世紀大全」を見ているので更新はありません

いや、俺、ガンダムの話ししないことにしてるからッ!
何書いても「回顧厨ジジイ」とか言われちゃうんだもん


2009/7/26(日)



「働くしか才能ない」首相発言 野党「高齢者への侮辱」(中日新聞)
麻生太郎首相は25日夜、衆院解散後初の地方遊説として仙台市を訪れ、自民党政経セミナーで講演した。これに先立ち横浜市で「(高齢者は)働くことしか才能がないと思っている」と発言したことに野党が激しく反発。釈明に追われた首相は、地方遊説の出はなを自らくじいた形となった。


発言の内容にどうこう言う気はないです
ただ、かつて「ワン・フレーズ・ポリティクス」という手法を用い民衆の圧倒的な支持を得、新しい選挙手法を確立して見せた自民党自らがワンフレーズの怖さを理解していないという皮肉的な出来事だなあと思いました
真珠湾で航空戦力の優位性を証明しておきながら、その後も戦艦を作り続けた旧日本軍を見るようですナア





今週のシンケンジャー

殿執事って・・・・・・
今週はやりたい放題好でしたな靖子嬢
小林靖子は本気だッ!





今週の仮面ライダーBLACK

と、いうタイトルにしたくなるぐらい特撮オタの間で話題沸騰の今週のディケイドでございますが
いやーやはりなんといっても仮面ライダーBLACK、そしてその続編仮面ライダーBLACK RXの主人公「南光太郎」を演じていた「倉田てつを」が、ディケイドでも「南光太郎」を演じるってところがリアルタイムで仮面ライダーBLACKを見ていた連中の琴線に触れてしまったというなあ
いや、もう、本当に大変なお祭りぶりでして
私も今回の特オタの騒ぎっぷりには少々引いてしまうぐらいでして
いや、もう、本当にえらいことになってますよ

まず、番組冒頭のディケイドの衣装が、まんま「霞のジョー」というRXでの「てつを」の相方の格好だったってところで大喜びした挙句

世界の破壊者であるディケイドを倒そうとしたところを、ディケイドを庇う夏海を見て
「君のそのまっすぐな瞳を信じよう」
と、いかにもヒーローな理由で戦うのをやめるとか

普段は見せ場でなにやら説教くさいことを言うディケイドに対して逆に説教をする
しかも説教の内容が「仲間のために戦い続ける」といったいかにも南光太郎なら言いそうな昭和ぽいセリフだったとか

仮面ライダーBLACK RXの世界から別の世界に逃亡した怪人を追ったディケイドの向かった先が仮面ライダーBLACKの世界で、そこにも南光太郎がいるという展開とかで
「てつを」祭り状態でそれだけでも御腹一杯なのですが

ライダーの世界が融合するにしたがって、悪の組織も融合し「大集結した大いなる大組織大ショッカー」が誕生し、ライダーを倒すために共闘するとか
その大ショッカーの幹部の一人としてアポロガイストが登場するとか
そのアポロガイストの人間体が妙にはまっていたりとか
そのアポロガイストがXライダーが変身するアイテムと同じ名称「パーフェクター」を装備しているとか
相変わらず圧倒的な強さを誇るバイオライダーとか

いやーもうねーこれで番組タイトル名を変えていただければ言うこと無しの内容でしたよ
タイトルが「仮面ライダーBLACK」になれば、最初から最後まで南光太郎出ずっぱりでもなんの問題もないからなあ〜
あ、それと霞のジョーのオリジナル役小山力也氏にも出てほしいけれど、出れば出たでジャック・バウアーのネタになりそうだからなあ






2009/7/25(土)


温泉で湯当たり
一回休み



2009/7/24(金)


脚本家の高久進氏がお亡くなりになったそうで

高久(たかく)進(すすむ)氏(脚本家)22日、急性呼吸器不全で死去。76歳。告別式は近親者で行う。喪主は妻、公美子さん。ドラマ「Gメン75」、アニメ「マジンガーZ」などの脚本を手がけた。
(2009年7月23日21時23分 読売新聞)


太平洋戦争の影を背負ったキャラクターが登場する話
とか
権力側の不正を告発しようとしたキャラクターが殺されてしまう話
とか
権力側の圧力で犯人が最後まで逮捕されない話
といったやるせない話をGメン75で連発しましてなあ
「特捜(最前線)に長坂(秀佳)あれば、Gメンに高久あり」
と言われるぐらい、視聴者を嫌な気持ちにさせるような話ばかりを書くということで
当サイトでは何度もネタになってしまう長坂秀佳氏 と供に並び称される脚本家でして

(今となっては「犬」といえば押井守作品の代名詞となっておりますが、70年代は長坂と高久の代名詞といえるほどこの二人の作品には犬が物語の鍵になっている話が多いとかの共通点もあったり
特捜にも高久進は「井口真吾」名義で脚本を書いていたりしてこの両者にはかなりの接点があったりするのですが、まあ、それはともかく)


そんな視聴者を嫌な気持ちにさせる作品を書きながら(考えてみればあの「ゴケミドロ」もこの人の作品だから、当然といえば当然だ)
もう片方では「マジンガーZ」のメインライターとしてスーパーロボットアニメの基本ストーリーが進むにつれ新装備が増加していくという成長モノ的な基本ラインを作り上げ
また「マジンガーZ」が当たったことにより、当時は「ジャリ番」という括りで一緒に扱われていたアニメ・特撮ヒーロー作品の第一人者として、以後ジャリ番を大量に放送していたフジテレビで「ジャリ番担当」と陰口を叩かれていた名物プロデューサー別所孝治(テレビアニメ「鉄腕アトム」の仕掛け人、テレビアニメーションをビジネスとして放送させる手法を確立したことで「テレビアニメの基礎を作った」と評価されている)の切り札的な役割で数々の作品に参加していくことになるのですが
別所孝治がプロデューサーという立場から離れ、後任の「岡正」が着任するや
「年寄りの感性では子供達の視聴者を取ることができない、40代以上のスタッフには仕事を遠慮してもらう」という理由で自分の言うことを聞かないスタッフを追放するという暴挙と
また、同時にそれまで隆盛を誇っていた刑事ドラマもほとんど作られなくなった時期とも重なり、仕事の量が減少していくわけですが

そんな状況下で東映がかつて刑事モノドラマで名をはせたスタッフ
「キイハンター」の堀長文
「西部警察」の宮下準一
「太陽にほえろ!」の杉村升
そして「Gメン75」の高久進
といった面々に
「最近の刑事ドラマは軟弱になってしまった、ここは我々が渇を入れてやらないと日本のドラマはダメになってしまう。ジャリ番だけどひとつ気合をいれてやってみないですか」
とばかりに東映さんが声をかけ
「特警ウィンスペクター」「特急指令ソルブレイン」「特捜エクシードラフト」の所謂「東映特急レスキューポリス三部作」の製作に関わることになるのですが
主人公がひたすら苦悩するだけの見ていて嫌な気持ちになる、「これは特捜最前線でも放送できんだろう」的な濃い作品ばかりが子供番組の枠で連発されるという、それはそれは恐ろしい自体になあ
高久先生も、東京大空襲で死んだ娘の形見の人形を大切にして静かに生きている老人を、若者が嫌がらせのために大事にしているという理由だけでその人形を竹槍で刺したり燃やしたりして壊すという嫌な作品がなあ〜
幼少時にこんな作品を見て育った世代はどうなってしまうんだろう
と、私ですら心配する内容でしてなあ〜

うあ〜なんか書いてて終わりが見えない上に、どうでもよくなってきたぞ
やっぱり飲みながら書くのは問題だな

ま、あれだ
テレビ黎明期から幅広いジャンルで活躍した偉大な脚本家が亡くなったってことで、合掌



そういやあ〜
過去の事件で死んだはずの犯人と瓜二つの男(主に「ヤン・スエ」と「蟹江敬三」)が「あいつは俺の弟だッ!」とシレッと言い切って登場させる話の使い手でもある事の方をメインに書いたほうが面白かったかな
ちょっともったいない事をしたか
う〜ん


2009/7/23(木)


逃げ腰麻生首相、勝敗ライン質問に逆ギレ(日刊スポーツ)
会見の最後、麻生氏がキレた。与党の勝敗ラインに関する質問に「安易に言うのは軽率」とかわし続ける麻生氏に、「与党で過半数を割った場合の責任に、言及しないのはいかがなものか」との指摘が出た。麻生氏はむきになり「選挙で負けた話が前提の質問に、私が答えることができると思いますか。選挙、今から戦うんですよ。その心構えなくして選挙は戦えない。あらん限りの力を振り絞るのが選挙だ」。細田博之幹事長は「公明党と合わせ、与党で過半数(241議席)」との認識を示したが、麻生氏は最後まで勝敗ラインに触れなかった。


麻生総理の言葉を意訳すると
「出る前に負けること考えるバカいるかよッ!」
そうです、1990年2月10日「90スーパーファイトin闘強童夢」東京ドーム大会において、坂口選手とのタッグで橋本・蝶野組との対戦前の控え室で、当時衰えを見せていた猪木に対してテレ朝伊津野アナが
「猪木さん、もし今日負けるということがあれば、“勝負は時の運”という言葉では済ませられないと思うのですが」
と、暗に負けたら引退、という言質を引き出そうとした質問に
「出る前から、負けること考える馬鹿いるかよっ!」
と一喝して張り手をかましたというプロレスファンには「闘強導夢張り手」として知られる故事とほぼ同じ事をを麻生氏が言っているのです
おそらくですが、テレ朝の記者がいたら間違いなく張り手をかましていたことでしょう
それはもう、こんな言葉を吐かれてしまえば猪木信者は支持せざるえまいて

事実、この発言の後に地方の支部からそれまで無かった総理への選挙応援要請が驚くほど来るようになった、とか自民等のえらい人が言ってるぐらいだしな
なんといいうか
猪木信者恐るべしだな



2009/7/22(水)


当サイトで天文観測系ネタを取り上げると必ずその日は雨か曇りで観測できない
ということに去年気づいて以来その手のネタを封印してはいるのですが
封印しててもやはり雨は降るんだよなあ
ま、そんなわけで日蝕は見れずがっかりでございますよ






アニメーターの金田伊功氏がお亡くなりになられたそうで

「アニメージュ」という雑誌があります
この雑誌は「宇宙戦艦ヤマト」の人気が社会現象となった時期に「月刊OUT」に続いて創刊されたアニメ雑誌でして
アニメ雑誌として先行して創刊されていた「月刊OUT」は、いかに作品自体を楽しむかというファン気質を重視した編集方針で、読者からの投稿ネタを重視した所謂「見る側」寄りの作り(後のファンロードにも繋がるようなノリであった)
だったのに対して
後続のアニメージュが打ち出した編集方針は、作品の紹介は勿論のことですが、その作品に関わったスタッフ・クリエイター(監督・アニメイター・脚本家・声優)個人を取り上げる業界向けのような記事を重視した、所謂「作る側」寄りの作りをしておりまして
このアニメージュの編集方針により、本来ならば業界内でのみしか知られていない敏腕アニメーター
宮崎駿、安彦良和、湖川友謙、影山楙倫、芦田豊雄、平野俊弘、高田明美、なかむらたかし、佐藤元、出渕裕、いのまたむつみ、等々といった名前がアニメージュの記事・企画により何度もとりあげられたことにより一般のアニメファンの間でも広く知られるようになり
当時のアニメファンは、新作が情報が載れば、作品のタイトルとか絵柄とかストーリーとかよりもまずスタッフの名前を確認し
「む、作監は湖川か、これはチェックしておかないとな」
なんぞとスタッフに知った名前がいるかどうかが番組をチェックする判断基準となっていたほどでして
そういったアニメ雑誌に取り上げられたことによりファンの間で知名度を持ったアニメーターをスターアニメーターとか言って妙にもてはやした時代があったのですが
金田伊功氏はそのスターアニメイターの草分けというか第一人者というか代表というかトップの人というか
まあ、すごい人でして

まるで魚眼レンズを通したような独特な遠近感とポーズをさせる「金田パース」
キャラクターをジャンプさせる際に足を蟹股に描く「金田跳び」
緩急がついた不規則な動きをさせる「金田動き」
爆発・光線シーンに独特のエフェクトをほどこした「金田エフェクト」「金田光」
等々
リミテッドアニメーションという限られたコマ数で躍動感のある動きを描くという技術を確立し、多数の金田信者ともいえるファンそしてアニメーターを生み出し
80年代後半からから90年代前半のアニメ作品のほとんどが金田的な動きをするという「総金田化現象」を起こし
アニメ、マンガ、ゲーム、アートといった幅広い業界に影響を残し
「アニメ史」という年表があるとするならばこの人の名前が無いものは全部モグリだといっていいし、「金田以前」「金田以後」と年表を区切っても全然おかしくないほどの技術革命をおこした人物がお亡くなりに

57歳か、死ぬにはまだ早いだろうに
マンガ家とアニメーターは早死にする人が多いような気がする、劣悪な環境で無茶な量の仕事するからだろうか
偉大なアニメーターにしてリミテッド・アニメの革命者に合掌







そういえば氏はマンガも描いておるのですが
同じ視点からの平易なコマが続き、どのページのどのコマを見ても印象に残るような引き込まれるようなコマがなく、尚且つ同じような構図のコマが続くという
マンガというよりは絵コンテ、しかも氏の場合は動きで定評のあるアニメーターなので一つのアクションシーンを丁寧に描こうとするあまり殴るという一つの動作を描くのに5コマぐらい平気で使ってしまい、おかげでストーリーが全然進展しないわ、読みづらいわと、典型的なアニメーター上がりのマンガ家にありがちな
絵コンテのノリでマンガを描く
ってやつなんだけれど
当時のファンはそんな絵コンテみたいなマンガを読んで
「なるほど、ここはこういう風に動かしたいんだな、ふんふん、そしてここで金田跳びな。3コマ使ってるからここは10秒ぐらい長めのシーンで・・・」
みたいな感じで勝手に脳内でアニメーション化しながらマンガを楽しんでいたものですよ
で、そんな楽しみ方をしてたら後年それがOVAとして本当にアニメ化されてしまって
「なにい!このシーンはこんな動きではないはずだッ!俺のアニメ化とは違うじゃないかッ!」
と大騒ぎしながら見た記憶がなあ
ま、どうでもいい思い出です


話題にあがった金田伊功氏の原作マンガをOVA化した作品「BIRTH(バース)」
この作品に氏の弟子・シンパアニメーターがこぞって参加し、まさに金田信徒の伊勢詣といった感じで、なかなか豪華なスタッフが結集しているのだけれど。当の金田さんはこの作品のクオリティにはかなり不満だった御様子
ちなみに原作のマンガは「BIRTH(バース) 1」というタイトルなので当然続刊が出るものだと思っていたが出ませんでした。巻末に「バース2でまたあおうネ」とか言ってたのに・・・
って、ネタは当サイトでは何度もやってるので適当に割愛のほどよろしく


金田信者の必須アイテム「金田伊功Special」。発行はスターアニメーターブームの仕掛け元アニメージュでお馴染みの徳間書店。いかにも金田って感じの原画ばかり集めた原画集。これ一冊で金田氏の偉大さぶりがほぼ理解できるようになっております。古本屋では割と安く手に入るはず


金田氏が担当したザンボット3DVDBOXのボックスアート。これだけ見ればなんだかとても楽しそうなスーパーロボットモノ作品にしか見えないが、そんな内容を期待しているとあまりの悲惨なストーリー展開に出家したくなるほどのショックを受ける劇物指定アニメーション。全話見終わると「大衆はブタだッ!」と言った某独裁者の気持ちが十二分に理解できるようになるのですが、まあ、そんなことよりも金田氏の描く幼女を堪能していただきたい。


2009/7/21(火)


う〜ん
なんにも思いつかないです
とりあえず寝ます



2009/7/20(月)


やる気なし
寝る



2009/7/19(日)


今週のシンケンジャー
先週から仮面ライダーディケイドはシンケンジャー編に突入、シンケンジャーとライダーの夢の競演が実現
先週以来特撮オタの間で話題を独占しておるわけで

当然その勢いでシンケンジャーの方にもディケイドが出まくり
マニアさんに「片方だけでは不十分だ」と両作品のDVDを買わせるという東映さんの恐るべき策略が発揮されるものだと思っておりましたが

ディケイドのメンバーが直接画面に登場するのは5カット程度でして、ディケイドとの絡みはほとんど無し
その代わりにディケイドの方で起こった出来事がシンケンジャーのメンバーの会話という形で触れられる程度でして
「片方だけしか見ていない人向けに配慮しているのか?おかしい、あの守銭奴の東映が商売のチャンスをみすみすスルーとは思えんが」
と、私を大いに困惑させた次第


ちなみにストーリーは
アヤカシが立て篭もったファミレスに偶然グリーンとピンク、そしてグリーンの父が居合わせて、密室劇を展開するかと思いきや男親とその息子のちょっとしたホームドラマになっているというなかなかいい話に仕上がっていましたよ
特に、見るからにチャラチャラした感じのグリーンの父親が、実は手練のキレ者だったという展開から
「強くなるともっと強いのが見えるんだな、親父の剣ずっと見てたのに強さをわかってなかった〜」
と、更なる強さへののモチベーションが上がっていく描写はなかなかでして
ディケイドとの絡みが全く必要ない、いつものキャラクターを丁寧に描く内容になっておりましたよ、

うん、まあ、これならディケイドの絡み必要ないし
むしろ絡まれてしまうと印象が薄れてしまうからなあ
無理に絡ませなくって正解ですよ





今週のディケイド

で、うって変わってディケイドではシンケンジャーと絡みまくり
ディエンドから強奪した変身アイテム「ディエンドドライバー」でライダーに変身したアヤカシ「チノマナコ」を倒すためディケイドとシンケンジャーがなんだかんだありながら共闘するというお話

普通ならこういう場合は「グレートマジンガー対ゲッターロボ」のように、最初はお互い反目しあっているヒーロー同士が、より強力な敵の出現により共同戦線を張って対抗していく内に友情が芽生えていく
という展開にしがちになるものなのですが

元々ライダーのいらないシンケンジャーの世界には俺がいる必要が無い、いや、もしかして今まで旅をしてきた世界が全てそうだったのかも・・・俺には帰る場所が無い

と自分の存在理由にディケイドが悩んで戦えなくなったところを、シンケンジャーの「じい」の言葉で
「待っている人間がいれば、そこが帰る場所だ」
と気づき立ち直り共闘するという「伊吹吾郎」が主役のひねた展開をさせるあたりが
さすがは小林靖子脚本回だなと思った次第

ちなみにこの後のNHK大河「天地人」でも伊吹さん秀吉の小田原攻めで敗北する北条氏正役という目立つ役もやっておりまして
さながら今日は伊吹さんデーといった感じでした

ま、そんなことよりも特撮オタにとっては次回予告に「てつを」が南光太郎本人役で出ていたってことと、相棒の伊丹刑事がアポロガイスト演じているほうが話題になっているようです


いや〜ディケイドに仮面ライダーBLACKが登場するってのはかなり前から聞いてはおりましたが
まさか、「相棒」の世界にまで進出するとは

「なるほど、これが今回の事件に使われた凶器か、だいたいわかった」
「おやおや、司君、参考までにひとつあなたの推理を御聞かせいただけませんか」
「お引取りねがえませんか警部殿ッ!」

っという相棒の世界展開になることを激しく期待したく思います
ってなわけで来週からはじまる仮面ライダーBLACK編は見逃せませんよ









そうそう「天地人」といえば
今週放送分ではささきいさお氏も「天地人」で部下の命を救うため投降した北条方武将大道寺政繁を熱演していましたよ
けどな〜あのシーンはなあ〜もったいなかったぞお

「部下の命を守るために自分の首をさしだす」と 降伏してきた大道寺政繁に「見事な戦いぶりに感銘を受けた」という理由で酒を振るまうというシーンがあるのですが
杯をだされても大道寺政繁はそれに口をつけず
「武人として死ぬことも許されぬのか」
と、毒殺されるのを恐れているかのようなセリフを言わせましてなあ
まあ、主役の直江兼続を引き立たせるための演出かもしれませんが

歴史オタクにとって大河ドラマってのは、その時代に生きていた人物達の集団劇を見たいんですよ
そして、私の好きなあの武将がどのような扱いをされるのか
出番が無いとは思うが、もしかしたらセリフがあるかもしれん
と、マイナーな武将がもしかしたらセリフが与えられ、カッコイイ事を言ってくれるかもしれない
という事を期待して見ているわけだ

そもそも大道寺政繁って武将は北条家の重臣で、内政手腕に優れ、後期の北条家のほとんどの戦いに参加し(三増峠の戦い、神流川の戦い、等々)、その全てにおいて武功を挙げるという、文武両道の有能な武将なのですが
秀吉の小田原攻めの際に、真っ先に降伏し、その後秀吉方として前の主である北条方の城を攻め落としていったという、不忠な裏切り者というレッテルがはられてしまい、なかなか注目を浴びない武将なのですが
世の中にはそんなマイナーな武将が好きな人もいるのです
「天地人」ではおそらくもうこの大道寺政繁の出番は無いと思いますが、で、あればこそ、数少ない出番で心に残るような熱いセリフを大道寺政繁に言わせ
マニアックすぎて歴史オタからも相手にされない戦国武将オタの溜飲をさげさせていただきたかったですよ

あのシーンは
杯をだされても大道寺政繁は険しい表情を浮かべながら何も言わないまま口をつけず
「毒などはいっていない」と直江兼続に言わせた上で、直江兼続が自らその酒を飲んでみせて、改めて酒を勧めるが
やはり大道寺政繁は口をつけようとせず
同席していた前田利家に「失礼ではないか」と咎められてから
「城には飢えている部下が大勢いる、彼等を放っておいて私だけ酒を飲むわけにはいかない」
と、いうセリフを言わせ、大道寺政繁がいかに部下思いの武将であるかを表現させておいてから
直江兼続に
「すでに城方には兵糧を送らせました、今頃はもう届いている頃でしょう、御心配めさるな」
と、言わせて、その心遣いに大道寺が涙を流しながら平伏するというシーンにすれば
大道寺の顔も立つし、直江兼続は相手の心すら読んでいるキレ者という風に更に有能な人物であるということが表現できるんだよな

まあ、原作がそうなのかもしれませんけれど、集団劇ならこういう場合は登場人物がみんな有能な人物であるように描かかれるべきだと思うので
昨日の「おせん」の話とは真逆ではありますが、こういう場合は原作を無視しちゃっていいんですよ

ま、作っている方が「集団劇」ではなく、ひたすら主演するイケメン俳優だけがカッコイイ耽美系ドラマを作るつもりで
戦国武将には全く興味がないってんなら仕方ありませんが
「天地人」はそういう演出ができていなくって、見ていて本当にイラッとしますよ
勿体無い演出シーン多すぎですよ本当に





そういえば先々週あたりの「天地人」から宇喜田秀家がちょっとだけ登場していたのだけれど、演じていたのが仮面ライダー龍騎こと須賀貴匡
でも登場すればだいたいワンシーンだけでセリフが一言あるかないかという端役扱いでなあ〜
いずれ関が原での西軍の主力を担当することになる武将だから、そのうち思いっきりしゃべるようになるんだろうな?
まさか石田光成が総指揮官みたいな演出で、宇喜田秀家のほうは空気のような扱いをしないんだろうな?
聞いてるのか小松江里子
岩手を舞台にした連続テレビ小説「どんど晴れ」でのあなたの仕事振りからすると、どうにも信用できないのですよ
頼むから俺を信用させてくれような脚本を今からでもいいのでひとつよろしく
え、もう遅い?
んあー


2009/7/18(土)


なにやら「宇宙戦艦ヤマト」が実写化されるそうで
かつて一大ブームを巻き起こしたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写版が製作されるが、これが来年にかけて映画界の最大の話題になりそうだ。 実写版の製作はまだオープンにはなっていないが、日刊ゲンダイ本紙がつかんだ主要キャストは――。主人公の古代進を演じるのは木村拓哉で、ヒロインの森雪を演じるのは沢尻エリカとみられている。艦長は西田敏行、ほかに香川照之、橋爪功らが出演するもようだ。「『宇宙戦艦ヤマト』は今年12月に26年ぶりにアニメで復活しますが、その大前提になったのが実写版の製作で、主演・キムタクありきで進められました。難航したのはヒロインで、旬の女優の名前が何人も挙がったのですが、最終的に沢尻で固まったようです。企画書がすでに出回っているので、この2人は動かないと思います」(事情通) 沢尻に決定したのはSMAPの実権を握っているI女史と沢尻の事務所幹部のホットラインといわれる。他で名前が挙がったのは宮崎あおい、綾瀬はるかで、宮崎は高岡蒼甫との離婚騒動で、ナーバスな状態が続いたことで流れたという。綾瀬は木村とドラマで共演して意気投合し、木村のお気に入りだが、製作サイドはNGだったようだ。
スタッフは最強 製作の陣容も現在の日本のトップレベルといえる。プロデュースするのは米アカデミー賞の外国語映画賞を獲得した「おくりびと」の製作会社セディックインターナショナルの中沢敏明氏、製作するのは「踊る大捜査線」や「ALWAYS 三丁目の夕日」のシリーズで知られる「ROBOT(ロボット)」。万全の体制といえる。クランクインは早ければ10月で、公開はアニメから1年後の10年12月の予定だという。
 木村と“問題児”沢尻の初共演というだけでも話題に事欠かないし、中高年にとっても注目作なのは間違いない。



あれ、俺が聞いたときは樋口が監督だったはずだったが
ま、ジャニーズのことだから、口出しして変えさせたのかな
ジャニーズの連中は自分の気に入らない監督や脚本家は平気で変えさせるからな
どれだけ現場で嫌われてるのか、そろそろ自覚する時期に来ていると思うなあ
っとか思っていたら東スポの記事にこんなものが

【CG戦闘シーンより人間ドラマ中心?】
SMAP・木村拓哉(36)が「宇宙戦艦ヤマト」の実写版映画に主演することが本紙の取材で分かった。
東宝が来年公開予定で、撮影は10月から12月まで。
木村拓哉は古代進を演じる。
「ヤマトは日本を代表するアニメで人気が高い。同作は全世界同時公開も検討されており、
キムタクにとっては願ったりかなったり」(映画関係者)
(中略)
だが、舞台裏ではトラブルも起きていた。
当初、同作は「ローレライ」など、戦艦映画に定評のある樋口真嗣氏(43)が監督を務める予定だったが、
土壇場で映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督に(45)に変更になった。
その背景について前出の関係者はSMAPの育ての親I女史の名前を出し、
「キムタクのイメージから戦艦同士がドンパチという内容より、乗組員の人間ドラマを中心にした方がいいと主張したそうです。
結果、監督は人間ドラマに定評のある山崎さんに変更になった」と語る。
とはいえ、ファンの中にはCGを駆使した戦闘シーンを楽しみにしている人も多いはず。
あとで後悔しなければいいが・・・
【東京スポーツ13面掲載記事】


東スポの記事を鵜呑みにするのは非常に危険なのですが
あのジャニーズ事務所が絡んでいれば、ものすごくありそうな話ですなあ
ジャニーズの人によくわからない理由でクレーム入れられて降板、そのまま廃業したライターの話とか聞きますしねぇ

さて、この記事を読んで皆様何を思いましたでしょうか?
やはり邦画史上最低の評価を受けてしまった「実写版デビルマン」を連想したでしょうか?
私はデビルマンではなく「おせん」のほうを連想いたしましたよ



「おせん」とはきくちマエストロ正太が執筆している
「そこにいけば本物にあえる」という評判の料亭「一升庵」の女将「おせん」と彼女を取り巻く人達との間でおこる出来事を描いた和食骨董薀蓄満載の人情系マンガでして
常に飲むことしか考えていないがその美意識と筋の通った粋な生き方をする「おせん」という大人っぷりとういうかいい女ぷりっというか姐さんぷりというものが十二分にあるキャラクターの魅力で人気のあるマンガなのですが

これが2008年蒼井優主演で日本テレビでテレビドラマ化されることになりまして
映画「フラガール」での演技でブルーリボン賞をはじめとする多くの映画賞を総なめし、実力、人気を兼ね備えた本格的女優という定評のあった蒼井優が主演
と聞けば、そりゃあ原作者のきくち正太でなくてもそれなりのものができそうな期待を抱くでしょう
ま、そんなわけで、このマンガを原作としたドラマが作られることになったのですが
きくち先生は知らなかったのです、このドラマ企画が実は最初から当て馬だったということを・・・

実はこのドラマ化の前に日テレは、あの水木しげる先生の「悪魔くん」を蒼井優主演でドラマ化しようという非常に斬新な企画があったそうで
キャスティングも仮ではありますが決めて主演級のメンバーのスケジュールまで押さえておきながら、あまりにも斬新すぎる企画に当の蒼井優本人が完全拒絶してしまいましてこの企画は消滅することに
なんでも原作を知らないという蒼井優のために原作本を持っていったそうですが千年王国版なら悪魔くんのキャラ造詣があまりにもカッコ悪いから、少年マガジン版なら最終回の唐突さにあきれ果てて、という理由であるのは容易に想像が・・・いや、もっと大人っぽいキャラクターを演じたいという理由だったそうだが、実現すれば日本のテレビドラマ史上に残る作品になったに違いない

で、まあ、拒否されてしまってもスケジュールを押さえてしまった以上、その彼等を使って新たなドラマ企画を立てなければならないということで
よせばいいのに急遽、蒼井優も納得してもらえる企画として大人の姐さんが主人公の「おせん」に白羽の矢が立ってしまったということだったそうで

で、この時点でドラマ放送までの時間があまり無く、ここでまた拒否されてしまえばドラマ番組として成立できるか微妙という状況だったので
なんとしても原作者を納得させるためにある事ない事言って許可をとり
蒼井優も主演を納得してくれ、ようやくこのドラマも本格的に制作がはじまることになるのですが
ここで大問題が発生します

まず、大人の女性を演じたいという蒼井優が、まったく子供にしか見えないという外見で、原作の持つ艶っぽさがまったく再現できていないということもあるのですが
それよりも問題だったのがキャスティングの方でして

元々は悪魔くんをやるつもりでメフィスト役として大泉洋をレギュラー想定してスケジュールを確保したのですが
「おせん」という作品は基本的に江崎ヨシ夫という帳場係り見習いの、いかにもななんにも知らない現代っ子の若者キャラが独白という形で驚いたりしながら語り部として重要な役目を負っているのですが
どう考えても大泉洋に現代っ子の若者というキャスティングは会わないので、これまた急遽現代っ子が似合いそれなりの知名度がある若手を探すことに
企画が出遅れたのが響き、知名度があり有望そうな若手はすでに違うスケジュールを入れておりこのキャスティングを決めるのにも大いに難航することになるのですが
そこに目をつけたのがジャニーズ
当時、未成年飲酒事件で謹慎していた関係でスケジュールが空いていた内博貴を連ドラでの復帰させるチャンスとして日テレ側と接触
謹慎からの復帰第一作ということで話題になると踏んだ日テレ側の思惑もあり
江崎ヨシ夫役を内博貴が演じることになってしまいまして

まあ、連ドラ復帰ということで内博貴も力がはいったのでしょうが、それ以上に力がはいったのがジャニーズ事務所の上層部
復帰作だからできるだけ目立つように、また視聴者が謹慎していたことを思い出さないよう部屋の中で静かにしているようなキャラクターでなく、外で飛び跳ねているような元気な役に書いてもらいたい
との要望があり、時間がない製作サイドはここでゴネて降板されてしまえば番組に穴があくとして、その要望に沿うような形で脚本を変更
かくして、原作では帳簿係という物静かであまり動きが無いキャラクター故に独白部分が強調される江崎ヨシ夫という役が
ただドタバタ暴れるだけの迷惑キャラクターに変更され
ドラマ全体がうわっついた感じになってしまい
会話だけで成り立っていく静かな展開をする原作を読んでいたファンならば、このドラマは全員が全員違和感を憶えるという有様になってしまいましてなあ

さらにはこのドラマの提供に科学調味料で有名になった某食品メーカーがなっておりまして
「本物を追求するためには手間と暇を惜しまない」という原作の主題が、スポンサーの御機嫌を伺うためにあまりこう強く押し出せないというか、オブラートに包んだというか、見ていてイライラするような表現をして・・・
まあ、ぶっちゃけ、原作とは言っている内容が逆になっているような展開をしちゃいましてなあ

でドラマのあまりの酷さに原作者がショックを受けて連載を中断という結果にナア
今は連載を再開したようだけれど、今までの分は「第一部終了」ということにして新たに巻きなおすやら
なにやら第二部ではえらい話をやったそうだしでなかなか目を離せない状態ですが

まーなんつーの
結局のところこのドラマ、製作時間があまり無かったというところから
とにかく番組に穴を開けることができないという事情で
「面白いか面白くないかは関係ない、とにかくドラマを作るんだッ!」
ってやってた結果変になっていくという典型ですよねえ
まあ、それはデビルマンの時もそうですが
ってことで
宇宙戦艦ヤマトの実写化も早くもジャニーズの圧力が効いているようですので、撮影でゴタゴタが起こった瞬間に駄作化してしまうのを懸念させていただきます


それにしても久々にドラマ版おせんのサイトを見たけれど
内博貴の画像が全部CGに切り替わっていたのには驚いたよ
ジャニーズの画像統制はスゴイとは聞いていたけれど、ここまでさせるのかと
いやはやたいしたもんだよジャーニズさんは


2009/7/17(金)


全英オープンゴルフで石川遼がどうこうとかマスコミが騒いでいるので
私はマスコミが全く相手にしてくれない久保谷健一を推したく思います
スポーツってのは実力の世界、人気がいくらあろうが実績を残せないと何に言われても仕方無い業界なんだよな
逆に実績さえ残せれば何やったって許されちゃうんだけど
だからこそ、年長者の対面を保つために体育会系は先輩後輩ということにウルサイんだよなあ

ま、正直言うと私はゴルフってものがよくわからんのでどうでもいいんです



そんなことよるツール・ド・フランスだろッ!
4年ぶりに現役復帰した生きる伝説ランス・アームストロングが8秒差で総合3位、しかもこれから往年のランスが得意としていた山岳ステージがしばらく続き、まだまだわかんねえ
しかもランス、今回はアシストに徹するような話だったのに、エースの走りになんだか文句言ってるようで
なんだかエース奪取宣言ともとれるような発言してるし
ツール・ド・フランスは9人で構成されるチームを編成して争われるが、基本的に一人のエース選手の成績を上げるために残りのメンバーがアシスト役に徹し、他選手のけん制から、ペースメーカー、エース選手への風よけ、エースの自転車が故障すれば自らはリタイヤしてでもエースに部品を供給する等、とにかく徹底してエース選手のために働く。ちなみに今回ランスの所属するチームのエースはアルベルト・コンタドールというランス引退後の2007年のツールで総合優勝成し遂げた後チームのゴタゴタでレースに満足に出場できなくなるという実力はあるのに不遇な扱いをされてしまうことになる不運の選手なのですがトップとは6秒差で現在総合2位
まあ、レースの展開上エースが途中で変更になるってのはよくあることだけれど、どっちも実績はあるし調子もいいし、ランスなんか途中までトップっと1秒差で2位だったしなあ〜監督はこのまま行っていいのか頭を抱えているんだろうなあ、どっちも山岳強い選手だしなあ〜
そういや現在総合一位のリナルド・ノチェンティーニも山岳コースが得意だったか
うあ〜まだどうなるか全然わかんねえ〜
今年のツールは目が離せねえなあ

ランス・アームストロング・・・アメリカ合衆国国籍の自転車ロードレーサー。自転車ロードレースというものは長い間欧州出身の選手の間だけで優勝争いが行われており、それまで有力な選手を輩出することがなかったアメリカ人であるランスが初めてロードレースに参加した際には「なんでアメリカ人が自転車に乗ってるの?」と不思議に思われてしまうという有様だったものが、自転車ロードレースの最高峰といわれるツール・ド・フランス1999をランスが制覇したことにより欧州中の新聞の一面が「ヤンキー上陸」という見出しでその偉業を称え、さらには前人未到の7年連続総合優勝を成し遂げたことで本国の米国でもそれほどでもないのに欧州では王侯貴族のような歓待をうけるほど尊敬されている(世界自転車選手権スプリント部門10連覇というこれまた前人未到の大記録を持つ中野浩一も日本では髪の薄い親父でしかないが欧州では王侯貴族のように遇されるのと同じである)また、生存率50%という癌を患い選手としては復帰するのは不可能だと宣告されるもそれを克服してのツール制覇だったため、癌撲滅運動の象徴としても有名。2005年で現役を引退したが、2009年に「世界中で苦しむ癌患者のために何かできることがあれば」という理由で復帰。正直、この人人間以上の存在だと思う。


2009/7/16(木)


麻生軍vs反乱軍、最終決戦…与謝野、謀叛の動機は(ZAKZAK)
自民党が崩壊寸前だ。「8月30日」総選挙を宣言した麻生太郎首相を引きずり降ろそうとする「反乱軍」勢力に、事実上の閣内ナンバー2である与謝野馨財務相が加勢したのだ。内閣の看板である経済政策を取り仕切ってきた重要閣僚の裏切り。首相は「俺はブレない」と来週21日以降の衆院解散を強行する構え。「麻生軍」と「反乱軍」の最終決戦。敗色濃厚、議員バッジを失いかねない総選挙突入を前に、プライドを失った自民党議員らは狼狽している。




このZAKZAKってのは夕刊フジのwebサイトらしいのですが
これがあの東京スポーツなら「反乱軍」という名称は当然「維新軍」となり
その他の派閥集団もそれぞれ

崩壊した名門派閥の末裔を名乗るも前座扱いの「はぐれ国際軍団」
拡声器を持ったリーダーに率いられる同じような表情を浮かべた人間ばかりの「マシーン軍団」
REVOLUTIONを合言葉にするどこか二番煎じの感がいなめない「天竜同盟」
かけ声だけで全然決起しない「決起軍」
若手が集まってベテラン議員超えを目指す「超世代軍」
世代超えの動きに反発する若手とベテランで結成される「聖鬼軍」
ロートルばかりが集まり休憩時間直前になると元気に活動しだす「ファミリー軍団」と「悪役商会」
記者会見したっきりどこかにいってしまい無かったことにされてしまう「ドラゴンボンバーズ」
誰が一番なのかを追求するだけが目的で内紛ばかりする「旧UWF軍団」

等々、軍団抗争華やかしき頃のプロレスマット界を見るような名称を勝手につけてありもしないエピソード満載で(車で顔面を轢く特訓をした、ラリアットで首を折った等々)大げさに語っていただけるにちがいありません

もちろん、ありもしないエピソードばかりですから抗議が来る可能性もありますが
ご安心ください文章の最後に
アントニオ猪木・談
と書いておけば誰も文句なんか言えませんよ






となるとだ、ここんところの両院協議会をやるかやらないかとかの一連の自民党内の動きは
「与謝野、石破、お前らは噛み付かないのか。今しかないぞ俺たちがやるのはッ!」
と中川秀直あたりが反麻生で共闘しようと激を飛ばし、それを受けて
「○○XXXX△△〜やるぞーッ!」と聞き取れない意味不明な発言をする石破
「世代闘争で終わらさんとな、誰が強いか決まるまでやりゃいいんだよ」と醒めた感じで答える与謝野
当然麻生総理は
「その気で来るなら俺は受けてやるぜッ!手前ぇらの力で勝ち取ってみろコノヤロー!お前もッ!、お前もッ!お前もだ!」
と吼えるという
長州の新旧世代闘争発言的なノリで捉えていただければと


2009/7/15(水)


以前の職場で右手をケガしたことがあるのですが
以来、右手で細かい作業をしていると、時々右手に力がまったくはいらなくなります
そんな訳で、私はペンとか持ちたくないのです
昔は楽しかったのでヘタなりに絵とかも描いていましたが、今ではまったく描くことはありません
模型も作るのをやめてしまいました
ピンセットを持つ手が震え、部品を取り落とすのです
当然塗装もできません
サーフェイサーを噴くぐらいならいいのですが、筆を用いる細かい塗装になるともう無理です
マウスを持つ手も時々震えます
当然マウスを多用するリアルタイムストラテジー系ゲームはかなり苦戦します、ひひとつのシナリオを終わらせるのにリアルタイムで6年かかりました
もちろんキーボードを打つ手も震えます
ま、そんな訳で
今日はサボるよ(笑顔で)





それにしてもマスコミの麻生総理叩きは見ていてちょっと度が過ぎる感じがする
「決断力が無い」とか「方針がブレるとか」
ま、たしかにそうかもしれないけれど
麻生総理の立場を見れば決断力が無いのは仕方がないよなあ

そもそも麻生総理は自民党内で構成員20人という弱小派閥である「河野グループ(大勇会 現在は「為公会」)」の出身で
党内では麻生総理がいるということ以外では影響力がほとんどない弱小派閥
どうしたって構成員89人の町村派(清和政策研究会)、68人の津島派(平成研究会)、62人の古賀派(宏池会)、41人の山崎派(近未来政治研究会)等々の大手中堅派閥の協力が無いと何もできない立場にあり、彼等の意見を聞かないわけには何もはじまらないという状況だ
例え麻生総理がこうしたいと思っても、大手派閥が反対すればそれはできなくなるし。逆にやりたくないなと思っても、大手派閥から提案されれば呑まねばならないという非常にバックボーンが弱い立場にいるわけだ
最大派閥出身だった小泉クン、安部クン、福田クンとは比べものにならないほど影響力がないんだよな
これで総理として指導力を発揮しろって言われてもなあ〜
そんな立場で総理になってしまえば誰でもああなってしまうんじゃないのかなあ

仮に指導力を発揮してなにか強引に物事を進めることにするとしても
「俺は総理だから、俺の言うことを聞け!」
なんぞと傲慢不遜な物言いができるわけもなく
大手派閥の領袖に「お願いします」と頭を下げなきゃいけないし
その結果、大手派閥に反発されて派閥の領袖によって公然の場で批判されてしまえば総理としての面子は潰れ、他の自民党議員からは「あー言うこと聞かなくてもいいんだ」と舐められ、自民党内での指導力は大幅に低下
総理になるようなプライドの高い人間にとってはそれだけは避けたいところであろう

まあ、日本のリーダーだから決断力のある人間に
って希望はわかりますよ、人間ってのはなんだかんだ言っても強力な指導者を求めたがるものですから
だからこそ、近現代においても独裁者ってのが絶えることがないのだけれど

だからといって過度な期待するのはどうかなよ思うんだよな、うん


2009/7/14(火)


ワールドプレミアムボクシング 9「長谷川穂積×ロチャ/粟生隆寛×ロハス」
ボクシングに対するテレビ局の扱いというものはそれはそれは酷いもので
チャンピオンの試合だというのに深夜枠でこっそり放送される程度
いや、それですらまだマシだ放送されない試合なんかザラにある
そんな状況にボクシングファンは憤っておったわけですが
そんな状況に火に油を注ぐようなマネをしたのがTBS
人気があるという理由だけでチャンピオンでもなんでもない某選手の試合をゴールデンタイムで中継するというマネをしくさりまして
普段ランキングという強さの基準にこだわっているボクシングファンにとって、このような暴挙は許されるわけもないのですが
この動きに、武道という強さに敬意を払う事を自然に学んでいる日本の一般視聴者も同調して
その某選手とTBSが批判に晒され
その某選手の試合中継では高視聴率を獲得したものの対戦相手に会場の声援が集中するというTBSが想定していなかった事態が発生し
結局TBSはトカゲの尻尾切りのようにその某選手を切り捨てて、代わりにその声援の集中した対戦相手に鞍替えし
今ではその対戦相手の試合が軒並み高視聴率を獲得しTBSの年間視聴率トップ3を独占するという
それはそれは大事に扱われてしまうようになったという出来事は記憶に新しいところですが
まあ、そのおかげでボクシングでもやりようによっては視聴率を獲れるものだという認識をテレビ局側も持つようになりまして
以前よりは中継するのに抵抗がなくなったとか

ま、そんな状況で
本日は日本テレビで夜9時台にボクシング中継が放送されたのですが
やはり視聴率を稼ぐにはちょっと不安ということなのか
東京と神戸からの二元中継で

WBC世界バンタム級チャンピオン長谷川穂積X挑戦者ネストール・ロチャ
WBC世界フェザー級チャンピオン粟生隆寛X挑戦者エリオ・ロハス

の二つのタイトルマッチと<おまけ>みたいな感じで

WBA世界ミニマム級チャンピオンローマン・ゴンサレスX挑戦者高山勝成

の三試合が放送されました
やっぱり一試合だと視聴率的にまだ難しいと思われているんだろうなあ
そして実際に苦しいんだろうけれど





いやー長谷川穂積はスゴイなあ
いくら対戦相手を自分で選んでいるとはいえだ
1RKO勝ち、しかも4試合連続KOだよ
これほど強さの判り易い試合を続けれるチャンピオンって他にいるか?
仮に噛ませ犬と試合組んでもKO勝ちって毎試合できないもんなんだよ、それを4回連続でやってるんだよ
ちゃんと与えられた仕事をキッチリこなしているのは流石チャンプだと思いました
ま、とはいえだ強さは伝わるけれど長谷川にはドラマがないからなあ
いくら強くってもドラマが無い選手には視聴者は思い入れをしてくれないからなあ
病気の母という話なんかはドラマぽいんだけれど、一方的すぎる試合のほうが印象に残ってしまって
応援しなくても勝てるだろうみたいな気持ちになっちゃうのがなあ
そういう意味で、長谷川は戦い方で損しているよなあ





粟生隆寛はなあ
WBCからの指名試合で相手を選べないのに加え、その対戦相手のエリオ・ロハスがそれなりに強いってこともあるんだろうけれど
パンチが連打できない、脚が動かないじゃなあ
カウンター狙いってことなんだろうけれど、どんなパンチでもいいからとにかく数出してもらわないと、判定で帝拳所属選手に謎採点が出るという所謂帝拳マジックを発動できないしなあ
むしろ対戦相手のロハスのほうが手数が多いってのがなあ
ロハスみたいな試合しないと判定じゃ勝てないよなあ
まあ、そのロハスも手数こそは多いけれどそれほど重いパンチはだせていないようだし、ディフェンスもそんなでもなさそうだし崩せそうな相手なんだけどな
ちょっと相手を見過ぎた感じなのでしょうか
一般視聴者には退屈な試合に映ったんだろうなあ〜





高山勝成はなあ
前の二人の試合中継がメインだったので、高山の試合はダイジェストで放送されたのですが
そのダイジェストの度合いがハンパ無いレベルでしてなんともコメントのしようがないんです
重そうなパンチをバッチバチ喰らいつつも判定まで持ち込んだような印象があるのですが
結構気になるダイジェストの仕方だったから試合全部見てみたいなあ、うん


2009/7/13(月)


柳ヶ浦高野球部バス横転、1人死亡
最初この一報を聞いた時には
どんなに立派かつまじめかつ崇高な目的のために働いていても、何らかの要因でそれがポッキリとおられてしまうような突然の終わりがやってくるのが人生だ
可哀想な事故だが仕方かない

と、まあ、テレビの向こう側の悲しい出来事のひとつでしかなかったなかったのですが
このお亡くなりになった16歳の少年が卒業文集に尊敬する人物として
イチロー、王貞治と並んで前人未踏空前絶後の400勝投手「金田正一」氏の名前を挙げていたという事実を聞き
今時の少年がカネやんの偉大さを知っているとは
と大いに驚くとともに、この少年に急に親近感を憶え
そんな数少ない同好の士が亡くなったことに、顔見知りの知人かのような、なんだかとても悲しく、かつやるせ無い気持ちに

神様ってのは本当に無情なもんだよな






あんまりにもTBSの編集具合が酷いので実はあんまり見たくないのですが
K-1MAX世界一決定戦を見ました
やっぱりシュートボクシングの選手がスパッツ姿でないのには違和感を感じるな
なんでこんなルール変更しちゃったんだろうなあ
シュートボクシングファンとしては本当に寂しいですよ
魔裟斗は嫌いじゃないけれど、TBSの取り上げ方が好きじゃないのでK-1MAXの話題は以上です






なんだか都議選の結果を受けて総理が衆院を解散するとか
私は田舎に住んでいるので都会に御住みになられている方々の感情というものがわかりませんが
コイズミ君が構造改革だかなんだかで大都市部への経済一極集中を推し進めた政策のおかげで都市部では自民党の支持はそこそこあるものと思っていただけに、都議選の結果は私にはちょっと予想外でした
ここまで負けるとはなあ

大都市部でこのザマなら、シャッター街を大量に抱える地方なんかもっとすごい事になるよなあ
いや、本当に地方経済はシャレにならないぐらい行き詰っているからなあ


かつては自民党の集票マシーンといわれていた全国特定郵便局長会関連団体は例の郵政民営化で事実上敵に回した状態

三位一体改革という名の地方交付税の大幅な減額、公共事業の減少の結果、かつて自民党の支持団体であった地方の建設業界は、もはや選挙応援する余力すらない

自民党の資金提供を続けている日本医師会ですら公然と自民党を批判する広告を出すありさま


かつての自民党を支えた団体がほとんどソッポを向いたり動けない状態だ、この状況で選挙に勝とうと思ったら組織票以外の浮動票にかけるしかないのだけれど
その浮動票を惹きつける魅力が今の自民党にあるのか?

無いのがわかっているから
どこぞの知事をひっぱろうとしたり
悪いのはみんな麻生首相だから違う人に代えろとか言い訳してみたりするんだろうなあ
ハッキリ言うけどこんなゴタゴタは支持者は見たくないだろう
こういう時こそ一枚岩の如くの結束力を誇示してもらいたいものだよ
一連の騒動から民主党もバラバラだけれども自民党も同じようなもんなんだなと思われて
ますます支持者を失うだけなのにな


私見だけれども
自民党がこうなっちゃたのは、例のコイズミ君が郵政選挙で、それまでの支持団体の支援頼みの選挙から、浮動票目当ての選挙に変えてしまったのに
当の自民党が旧態依然のやり方で活動していて、浮動票を獲得する態勢が作れていない
自民党自身の構造改革ができていなかったのが問題なのではないかと

2005年の衆議院選挙所謂郵政選挙の後に行われた2007年の参議院選挙でも惨敗しその兆候はわかっていただろうに浮動票を取り込む対策ができていないまま来ちゃってるからなあ
ま、それはどこの政党でも似たようなもんですけれどね







フレッシュプリキュアが面白くってたまらない

今のプリキュアは基本三人組だったのですが
先日、新たにプリキュアに4人目が加わりまして
その4人目が今まで戦ってきた悪い組織の幹部だったということで
まさか今時、壮絶な殴り合いの果てに
「・・・お前強いな」「お前こそ」
みたいな感じで、昨日までの宿敵と和解して友人になるという
川原で殴りあいパターンを平然とやってくるとは思いませんでした




この四人目のプリキュアの登場に際して東映は
「4人目のプリキュア、もうすぐ登場ッ!」
と予告とか番線スポットとかCM宣伝とかで散々煽っていたので
「そうか、もうすぐなんだな」
と朝食を食べつつ思っておったのですが
まさか、それから一ヶ月以上も待たされるとは思ってもおりませんでした


上の画像は6月7日放送分の番組予告で流された映像。普通こんなものを見せられれば「来週あたりから登場するもんだとうっかり思ってしまうものだが実際に登場したのは昨日7月12日。一ヶ月以上も「もうすぐ!」と待たされ続ける結果に。

一ヶ月以上も「もうすぐ!」と煽り続けた東映さん、この新キャラクター「キュアパッション」をいかに大事に扱っているという事なのでしょうが
私には
敗色濃厚になった太平洋戦争末期に
「もうすぐだ、もうすぐ戦艦大和が完成する、完成すればこの戦争は勝てるッ!」
と国民に宣伝し続けていた大本営本部を重ねて見るようです

視聴率はそこそこの及第点をとっているみたいだけれど、おもちゃの売り上げが悪いのか?
ここまでこのキャラクターを大事に扱うってのはなにかあるんじゃないのか?
プリキュアは、プリキュアは大丈夫なのかッ!




あ〜一応言っておくけれど
大本営本部云々の話はそんな事実はないからな
戦後世間一般に広がった流言の類の話をネタとして使っただけですのであしからずご了承願います
いや、こう書かないとマジメにツッコミ入れてくる人がおりまして。一応、こっちはわかっててやってるからってことでひとつ


2009/7/12(日)


今週のシンケンジャーはゴルフ中継でお休みだったのですが
代わりに仮面ライダーディケイドのほうにシンケンジャーが登場するという
まあ、今までありそうで無かった事がおきておりまして
てなわけで
今週のディケイド

今回ディケイドはシンケンジャーをサポートする黒子隊の一員となり、シンケンジャーの内部に潜りこむという話でして
んーなんといいますか、ディケイドを見ているというよりはまんまシケンジャーを見ている感じで全く違和感がないという恐ろしい回でしたが
脚本がシンケンジャーのメインライター小林靖子が担当しているんですから、それは違和感ないですわな

で、まあ

腰が痛いのをがまんしている「じい」を気遣って誰もいないところで病院に行くようにすすめる殿
そしてそんな気遣いを「殿は私を隠居させるおつもりですかッ!」と反発するじい

というシーンがありまして
普通こういう場合そこまで考えない脚本家なら
メンバーのいるところで公然と「病院に行けッ!」とか言わせるところなんだろうけれど、
そうじゃなく、ワンクッションおいて「敢えて誰もいないところで話す」という展開にして
「相手の面子を考慮できる」
という殿のリーダーとしての資質を強調して描いたところに
流石は小林靖子だと大いに歓心したしだい

正直、30分番組だと話を詰め込む関係で、どうしてもこういう細かい描写とか省略して、メンバーがいようがいまいがその場で言わせたがるものなんだけれど
そうさせないところがなあ

まあ、脚本家がそういう細かい描写シーンをいれても、某民法局でドラマでヒット作を連発するプロデューサーなんかは
「視聴者はバカだから、そんなシーンいれても憶えていないし理解できない。セリフで言わせたほうが早いしわかりやすい」
ってな理由でバッサリ切って、直接セリフで言わせるようにとかしてしまうとかがなあ

例えば、キャラクターが美味そうに食事をしながらデートに誘うというシーンがあるとする
本来ならこの場合セリフは
「今度デートしない?」
の一言ですむはずだ
なぜなら、美味しいそうな食事という部分は
撮影担当の者の撮影技術と、役者の演技力で充分表現できるはずだからだ

ところが今は
「いや〜これはなんて美味い牛丼なんだ、ところで今度デートしない?」
と、見ればわかりそうなものもそうしないと視聴者には伝わらないという理由で全部セリフで言わせるのだそうで

これは撮影技術が足りないのか、役者の演技力が足りないのか、視聴者がバカなのか、それともプロデューサーが視聴者をバカにしているのか
そのうち視聴者にわかりやすくするためにという理由で、バラエティ番組のようにドラマの最中に字幕テロップが表示されるようになるんじゃないかと本気で心配してますよ

いや、実際に視聴者がバカなんだろうな、そんなドラマが視聴率とってるんだもんなあ
そういう点において特撮ヒーロー作品ってのはしっかりしてるよな、演技力が無い役者にもセリフ以外で感情を表現する演技をさせているしな
まあ、それでうまく表現できているかと言われれば、そんなでも・・・とかいうレベルのもあるようですが
あ、若手の登竜門としてのチャレンジだと思えばな




そうそう、それとディケイドのメインライターが降板して以来、今ひとつその扱いがぞんざいになっていたディケイドに敵対する帽子の男「鳴滝」ですが
「この世界もやはりライダーに侵食されてしまう・・・」
という、ディケイドが異世界の人間と接触したことによりその世界に変化が起こるのを阻止しようという、謂わばタイムパトルール的な目的があるのが仄めかされておりまして
久々にストーリーの核心に触れる展開をしたんじゃないかと


2009/7/11(土)


マイケル・ジャクソンの葬式には約2万人の参列者があったそうで
今週はこの件でマスコミは盛り上がっておりましたが

日本のキング忌野清志郎の時は参列者約4万人
マイケルにダブルスコアで圧勝ッ!さすがキングッ!
やっぱり清志郎は最高だぜッ!最高!最高!






昨日はむしゃくしゃしてサイトの更新をサボったわけですが
まあ、サイトの更新ぐらいならかまわないとは思うんだけれど、そんな理由で殺されたんじゃ殺された方はたまらないよな

さて、世間ではこういう、「むしゃくしゃして〜」「イライラして〜」「ムラムラして〜た」「目立ちたくて〜」系の言葉がマスコミに報道されるたびに

なんでどいつもこいつも同じような事を言うのか、そういえば許されると思っているのか?

なんぞと批判をする方がおられるようですが
そういうことを思えるのは一度も警察のお世話になっていないからでして

まだバブル経済のあった時期ですからかなり昔ですが
妻子持ちなのにサッパリ仕事をしない上にギャンブルにはまって借金まみれという本当にどうしようもない友人がおりまして、それに私が仕事を紹介したところ
この友人、職場から金を持ち出して行方不明になりやがりまして
ま、行方はすぐに判明したのですが、私としては面子を潰されたということもあるし、なによりも紹介した仕事先の経営者に迷惑をかけたというのがどうしても許せずに
この友人の潜伏先に乗り込み、持っていった灯油をかぶり心中騒ぎを起こすという些細な出来事で警察のお世話になったことがあるのですが
その時に事情聴取だかなんだかを受けることになりまして

で、まあ、「なんでこんなことを」と理由を聞かれましたので
私親切丁寧に、その友人との出会いから数々のエピソードを交えつつ多少笑いをとりながらその経緯と動機について一時間近く熱心に語ってあげたところ

「つまり恨みからの犯行ってことでいいのかな?」
と、私のあれだけの熱弁がたった一行になってしまうという荒業に

「ちがうだろ!恨みというよりもコイツをなんとかしてやろうという友情から出た憐憫の気持ちに近い気がする。そもそもはコイツが金もってトンズラしたのが原因だから金銭も関係してるし、俺の面子潰されたのもあるし、それに要因なんてひとつだけじゃないだろう、複数の要因が絡み合ってるもんじゃないのか、そう簡単にひとつにまとめられるもんじゃないだろ」
と反論したところ
書類にまとめないといけないからできれば短いのがいいとのこと、しかもできれば前例のある平凡な内容のもので
とのこと

なるほど、こうして「むしゃくしゃして〜」という供述が誘導されて出来上がるものなのだなと当時は思い
自分が何かした時は、オリジナリティあふれる自分の言葉で理由を語り、それ以外の内容なら書類に署名しないと硬く心に誓ったものですよ
ま、幸か不幸か、この時の誓いは未だに果たせておりませんが

みんなも警察で何かしゃべるときは気をつけような



2009/7/10(金)


世の中が面白くなくなり、むしゃくしゃしたのでサボりました


2009/7/9(木)

飲んだ寝る


2009/7/8(水)


NHKで毎週水曜日に放送している「歴史秘話ヒストリア」だが
どうしたことか今週からは一ヶ月ほど過去に放送したモノの再放送するとか
22時台という準ゴールデンタイムともいえるこの時間帯に再放送を一ヶ月も続けるとは
NHKにどんな事情があったのか気になってしかたありません
視聴率が7%前後で低迷しているから巻きなおしするつもりなのかナ
前番組の「その時歴史が動いた」の悪かった頃の視聴率と同じレベルだもんなあ
これだと変えた意味が無いとか言われたのかなあ

まあ、従来からの歴史オタに言わせるとこの番組、どうしても内容的に「軽い」感じがして不評なんだろうけれど
普段あまり歴史に興味の無い視聴者層を取り込もうという事だから、軽くなるのは仕方ないんだよなあ
ま、それはそれで斬新な切り口なんだけれど
地上波で歴オタ向け番組を通年放送しているのはNHKだけという現状
歴オタとしてはどうしてもNHKに過剰に期待さぜる得ないんだよなあ
そこにこういう軽めのモノを持ってこられちゃうと失望しちゃうんだよなあ

ま、けど、そういう濃ゆいモノを求めるなら
CSを導入してNHK放送大学でも見てればすごく満足できたりするんだけれどね
(放送大学はNHKとは無関係の団体との御指摘がございました、謹んでお詫びと訂正をさせていただきます。かつて「NHK人間大学」という番組をNHK教育で放送しておりましてそれと混同したの原因です)

そうそうヒストリアといえば先週は「宮武外骨」を取り上げていたのだけれど
「反骨のジャーナリスト」みたいな部分を強調しすぎて 宮武外骨を崇高な人物として描こうとした部分がちょっと鼻についたなあ
私も宮武外骨はすごく尊敬しているのだけれど
なにかこう崇め奉るような「権威」みたいな存在に担ぎ上げられるのは、権威に対して徹底して反発していた宮武外骨本人だって御免こうむりたいに違いないだろうに

格調高い文章でオナニーの仕方を学術的におおまじめに分類した「玩索考(手淫通)」
ひたすらエロイ言葉をだけを集め大真面目に説明する辞典「猥褻廃語辞彙」
こういったエロ系の本を堂々と発行しては発禁にされてしまうという
そういうエロに強い面ももっと強調しておけばよかったのではないかと思いました

ま、エロに強いというか
猥褻ということで公の場であまり発言できない言葉とかに対しても、同じ言葉なのだから発禁とかにせず平等に印刷物に使って残しておくべきだという「平等」の精神の表れなのかもしれませんが
宮武外骨は所謂部落差別の問題にも取り組んでいたからなあ

そういえば
売春婦を指す呼称を四百数十ほど収集しその説明を懇切丁寧に書いた「売春婦異名集」ってのも出版してるのですが
これはエロ目的の本かと思ったら、「売春婦」というひとつの事例に対して四百数十の呼び名があるってのは、いかにそれが当時の日本の日常生活に密着していたのかという表れでもあり、これも世間の職業差別に対する反骨の精神なのかもしれませんが


そうそう番組では宮武は権力である日本政府に対して批判をした
とか行っていたような印象をもったけれど
宮武の標的は政府だけでなくマスコミだって糾弾するし、大金持ち、政治団体、宗教団体、一読者、さらには日本占領中のGHQまで、ありとあらゆる階層の権威に対して批判していたってことは憶えておいたほうがいいかもしれません
どこぞのアカい新聞とは違い批判する対象にタブーが一切ないんですから


と、まあ、この番組にはいろいろ不満はあったのですが
晩年の宮武が手がけた事業
明治・大正期に発行された新聞・雑誌類を幅広く収集、所蔵する図書館「明治新聞雑誌文庫」について触れていたことに関しては
とても素晴らしいと思いました
この事に触れてくれただけで良い番組だったと評価せざるえませんよ

宮武等がおこなったこの事業のおかげで
それまでロクに価値のつかない一山二束三文でゴミとして投売りされていた明治〜大正期にかけての新聞・雑誌・本が資料としてまとまって残り
これがいかに後世の研究に役にたったことかと

宮武外骨の最大の功績はこれだと私は思ってます
いや、NHK歴史ヒストリア視聴率で苦しんでるようだけど、よくやってますよ本当に


2009/7/7(火)


NHKBS今日の世界を見ていたら
フランスF2局のニュース番組で、マイケルの豪邸だったネバーランドをレポーターが訪問するという内容のニュースが流れたのですが
この時同行してネバーランドを案内してくれた人がいるのですが、日本語では「マイケル・ジャクソンの知人」としか訳されていないのですが

フランス語ではマーロン・ブランドの息子のミコ・ブランドとか紹介されてて

マジッすかッ!!あの第二次世界大戦時から人種差別に反対し続けたり、わざと猫背で歩いたり・聞き取り辛いボソボソしたしゃべり方をしてリアルな演技を追及したり、作品中で着用していたことで革ジャン・ジーンズ・Tシャツを次々と文化として世間にを根付かせ、しまいにゃあのヘルス・エンジェルスまで結成させてしまうほどの影響力のあった、あの20世紀最高の俳優と呼ばれるマーロン・ブランド の息子がマイケルのところにッ!
一体なぜッ!
親父さんと同じで金さえもらえればなんでもするってことなのかッ!
やっぱりマイケルはスゲーぜッ!

とかあらためてマイケルの偉大さとブランド一家の守銭奴ぶりに感激した次第
いやーまさかここでマーロン・ブランドの名前が出てくるとは思わなかったなあ


「乱暴者(the wild one)」で革ジャンと単車を世間に広め、欲望という名の電車」でTシャッツを世間に広めるほど当時の若者文化に多大な影響を与えることのできるマーロンはデビュー当初出演する映画をかなり厳選し納得できる内容と信頼できるスタッフがいる作品にしか出演せず、あの「エデンの東」ですら監督が信用できないという理由でオファーを断るほどだったが、実父の投資の失敗で巨額な借金を背負ってからは「金のためならなんでもする」役者となり、どうコメントしていいのか困ってしまうような作品にもドンドン出演するようになっていき晩年のフィルモグラフィーをえらいことにしてしまうのでした。いや、スーパーマンに出演した時は世界一ギャラが高い役者として契約しているから、そういった晩年を云々言うのとはちょっと違うのだけれどもね(実際はこれをオチにしたかったんだけどね)なお、マーロンはアカデミー主演男優賞を2度受賞し(内一度は受賞をボイコット)するほどの演技力の優れた俳優なのだが、丹波哲郎と同じで大物となってからはセリフを全然憶えてこないということでも有名だったりするのですが。







ミリタリーオタク(略して「ミリオタ」)を判別する方法
時間を開いて言った時に平然と受け答えした場合
その人はかなりの割合でミリオタ


「時間を開いて」というのがわからないと思うので説明しますが
時間を午前、午後という言い方をせず24時間表記をした上で4桁の数詞で読み上げるとおいうことでして
例えば「午後5時半」を開いて言うと、「午後5時半」というのは24時間表記でいうと「17時30分」
で、これを4桁で表記すると
「1730」
そしてこれを数詞読みすると
「ヒトナナサンマル」
と読み上げることだったりするのですが
使用例としては
「今日のデートの待ち合わせは大通のミスド前でヒトナナサンマルに集合・・・」
とまあこういう風に使ってみて、聞き返すことも無く平然と反応したら重度のミリオタですわな
つ〜か、そもそも連中は普通に時刻を言っても
時間を開いて言い直すからなあ、しかも復唱したがるしなあ

ちなみに数詞の数え方は1から順に

ヒト、ニ、サン、ヨン、ゴ、ロク、ナナ、ハチ、キュウ、マル

と呼ぶようだ
少なくとも私が研修として某陸上自衛隊に体験入隊させられた時は、そう教えられたなあ

で、問題は「2」の数え方が「ニ」であって「フタ」でないってところが気になって当時の教官殿に質問した際には
『海自(海上自衛隊)では「フタ」と呼ぶみたいですねー詳しいことはわかりませんが旧軍からの伝統ではないでしょうか、とはいえ陸自でも語呂がいいときは「フタ」を混同して使いますが』
とか教えてくれたっけな

それと「4」を「シ」でなく「ヨン」、「7」を「シチ」でなく「ナナ」と呼ぶのは
シ、シチと呼ぶとこのふたつの数字を混同しちゃう可能性があるから違う読み方をするようになったとのこと

む、ということはプロイセンを強大な絶対主義国家に成長させたフリードリッヒ大王の「七年戦争」は、自衛隊的には「ななねんせんそう」と呼ぶのが正式なのか?
俺は学生の頃そう呼んでバカにされた記憶があるんだが
どうなのかね?




ま、それはそれとしてこのような私のどうでもいいような質問に
親切に答えてくれたこの教官に私は
「いい教官にあたって良かったナア」
とか思って喜んでいたら
その日の夕方から夜にかけて、自衛隊用語で言うところの「台風」(ベットメイキングができていないという理由で部屋にあるものを片っ端から部屋中に巻き散らかしやりなおしをさせること)が吹き荒れましてナア
私の人の見る目の無さをなげいたものです

ま、後でこの教官と個人的に酒を飲む機会があったのでその時の事を聞いたら
私の場合は会社の研修を兼ねての体験入隊だったので、会社からの要請で「より厳しく鍛える」という事にしていたので
まあ、だいたいの場合は、いくらベットメイキングをキッチリやっていても台風はやってくる仕様になっているのだそうですが
ある時担当した部屋のベットメイキングが揃いも揃って完璧すぎる出来の時があり、その時だけは流石に台風が起こせなかったのだそうですが、不思議に思って調べてみたら
担当した連中全員ムショ上がりで驚愕
そんで私は、体験とはいえ前科持ちを自衛隊で受け入れるんだ、と驚愕したとかいう思い出がな
あの教官は今どうしてんのかなあ〜


2009/7/6(月)


なにやら静岡知事選で民主党の推す候補が当選したとかで
甘利行政改革相が「民主党側が二つに割れたにもかかわらず負けたことは、厳粛に受け止めなければならない」と発言したとかで
マスコミは「自民政権崩壊の序曲」みたいな感じで騒いでおりますが

私は問題にするべきはそこではなく
民主党が候補者を一本に絞れなかった調整力のない政党であるということが露呈したことのほうが問題だと思いますよ
(ま、おそらく旧社会党系のジジババ様達がゴニョゴニョ言ったせいだと予測はできますが)

もともとツギハギ政党で党員ひとりひとりの政治理念・目的・主張が自民党に比べればバラバラすぎるのが問題視されておりますが
指導力の無い政党が政権をとったとしても、党員の意見集約ができず目新しいところが全く無い従来どうりの政策を掲げてしまい
その結果、政党の分裂そして今や泡沫政党にまで転落してしまった旧社会党のようにならない事を祈りますよ

ま、だからといって日本共産党のように洗脳まがいの思想統制までして党の指導力を発揮しまくってしまうのも問題ですが



2009/7/5(日)


んーなんか書いておかないとますますダメになりそうなんで
無理やりにでも更新してみます



今週のシンケンジャー

今週は新巨大ロボ「エビオリガミ」が登場する回だということで
提供のおもちゃを売りたいバンダイさんが大喜びするような
「エビオリガミ」を大活躍させるためにおざなりなストーリー展開になるものだと思っていたので
なんにも期待しないまま見たのですが

シンケンイエローの魂が喰われてしまい、翌日までに喰ったアヤカシ「ウタカサネ」を倒さないと死んでしまうというのに、当の「ウタカサネ」は人間の入ることができない三途の川に篭りシンケンジャーが手出しできないという非常に切迫したストーリー展開に

「みんなゴメン、でも(魂を喰われたのが)ウチだけで良かった・・・大丈夫、ウチは大丈夫」
と、このまま死んでしまうかもしれないのに、けなげな発言を続けるイエロー(萌えるッ!)

「生きた人間が三途の川に入る唯一の方法は人の道から外れたことをして外道に身を落とすこと」だと自分の過去とその覚悟を匂わす十臓

イエローを助けるためにはなんでもすると外道に堕ちる覚悟をするグリーンとピンク

そんな二人に「お前達はサムライだ、個人の感情で使命を忘れるな」と止めるレッド

その言葉から「レッド(殿)が自分ひとりだけで外道に堕ちる覚悟」をしていることが以心伝心のごとく伝わり「行くのなら全員で」とグリーン、ピンク、ブルーそしてレッド全員が覚悟していくという

キャラクターひとりひとりが非常に重い選択をしていくというくだりと、それと同時になにも言わなくても考えていることが通じてしまうという、シンケンジャーがより一体となっていくような演出には
見ていてこうグッと来るものがありましたよ


特にレッドの仲間を止めるセリフ、普通この場面はねぇ
「お前達はサムライだ、個人の感情で使命を忘れるな」の後に「〜堕ちるのは俺ひとりだけでいい」
と視聴者にわかりやすいように本人の口から言わせちゃいたいところなんだけれど
そこを我慢して、レッドのキャラクター設定を優先して本人の口からは言わせないってところが
キャラクターを丁寧に描く小林靖子らしいところかと

視聴者にわかりやすくするか、キャラクター設定をとるか
悩ましいところではありますが
この場合は、戦隊内の団結というかそういう部分も強調できますからね、あれでいいかと思いますよ


っというか、普通新ロボ投入回っておもちゃのプロモーション然とした部分が強調されるから、こういう重い話はもってこないもんなんだけどなあ〜
私は大喜びでしたけれども


ま、それはそれとして
スシ職人ですが、十臓を見て「あんたできるね」「まさかミシュラン」とかボケてみたりするのに
独学でモジカラをデジタル化してみたり、オリガミを自分で作ったり
今回は三途の川から「ウタカサネ」をひきずり出すための伏線を張っていたりとか
トボケタふりしながらキッチリ理屈詰めで動いているところとかどことなくジョセフ・ジョースターを連想してしまいますなあ


ま、それはそれとして
スシ屋の屋台にディエンド登場


イカオリガミ盗んで逃走しちゃいましたよ
どうなっちゃんだ

ってな訳でこの後放送するディケイドをドキドキしながら見たわけです





今週のディケイド
先週は私生活でのショックのあまりおざなりな更新をしたので書いてませんでしたが
今回の舞台であるディエンドの世界ってのは劇場版「仮面ライダー剣 MissingAce」の世界観でして
仮面ライダー剣最終回から4年後の設定で、本編でいうところの仮面ライダーギャレンこと橘さんが作り上げた新しい三人の仮面ライダーグレイブ、ラルク、ランスと旧世代ライダーブレイド、レンゲル、ギャレンそしてカリスが「巨大邪神14(フォーティーン)」を巡りいろいろな策謀にはまっていくとかいう話なわけですが
今回登場しているこのグレイブ、ラルク、ランスの三人のライダーは劇場版と同じオリジナルのキャスティングなのですが
どういうわけだか同じオリジナルキャスティングをした響鬼の時とちがい全然話題になっていない様子ですねぇ
役どころもオリジナルと同じようなノリなんだけどなあ〜なにが違うんだろう




ま、それはそれとしてだ
「あの人の目似てるの、昔の純一に・・・」
と、やたらと言ってはディエンドを信じようとする仮面ライダーラルクですが
設定によると純一は昔から裏切っていた人なので、このセリフがなんの意味もないことになってしまいましたよ井上先生

ま、現実問題として、目で人を信じるか信じないか決めるなんて事は愚の骨頂でしかないので
井上先生が視聴者に現実を叩きつけたのだとしたら大いに理解できますが


そういえば「目の輝きが綺麗だから」という理由で人を信じていた川内康範先生は、けっこうな額を騙しとられていたとか
まあ、当の川内先生はそんなもんまったく気にもしていなかったようですが
見た目で人を信じるのはやっぱり危険だよな


ま、それはそれとして
次回はライダーのいない世界だそうで
いよいよシンケンジャーとディケイドの競演か?
みたいな感じで盛り上がってますが、はてさてどうなるものか

なんか隠れてヒッソリと競演するような感じになると楽しいかもしれませんが
はてさて


、2009/7/4(土)


あいかわらず精神状況が良くありません
なにをやってもイライラして、なにかにあたりたくなるので
家にこもり買ったばかりの再販されたトロピコ日本語版で南の島の独裁者気分を満喫してますよ

いやーなんというんですかね選挙が近づいてくるたびに
行政布告で国民一人に対して200$を支払うという「減税」という名のワイロ制度を布告したりとか
それとは別に島の有力者に1000$のワイロをバラまき支持を頼んだりとか
労働者の待遇をよくするため賃金を急激にアップさせたりとか
対立候補になりそうな指導力をもった有能な国民は選挙前に逮捕したり宗教裁判にかけたり暗殺したりとか
なかなか忙しいゲームですよ

ま、そこまで忙しく働いていても大抵は途中で部下であるはずの軍隊がクーデターを起こして追放されるか、そうじゃなければ民衆が暴動を起こして手詰まりになるんですが
それはそれで楽しいですよ

だいたいこのゲームは失脚するのが前提のゲームで
短ければ30分ぐらいで失脚しちゃますからなあ
手軽に遊べるのも長所かと

まあ、あれだ
シムシティみたいに「住民を幸せにする」とか言って善政をしいていても
選挙じゃ常に落選しそうになるし全くロクな目にあわないので
「俺の善政が理解できんのか、この愚民どもはッ!」
と途中から思うようになり
いかに住民を打騙くらかして搾取をするかということを目指すようになるという
独裁者の気持ちが良くわかる素晴らしいゲームですわ


ま、そんなわけで
これから将来対立候補になるであろう住民を逮捕して洗脳せにゃならんので、本日は以上




って書いた途端にクーデターが起こって追放されちゃったよ
民意を無視して選挙を30年ほど延期した上に、世界銀行から介入を受けて軍人の給料をアップできなくなったのが痛かったなあ
う〜ん


2009/7/3(金)


一般の人間にとってはなんでもないただの数字の羅列にすぎないモノが
あるマニアさん達にとってはどうしても気になって仕方ないというという事が往々としてあるのですが
今日はそんな数字の羅列について





「12.7」(じゅうにぃてんなな)
この数字を見て皆様は何か感じるところがあるでしょうか?
もしあるとしたら、あなたはほぼ間違いなくミリタリーオタの一人でしょう

ミリタリーオタにとってこの「12.7」という数字の羅列は
太平洋戦争で日本の誇る戦闘機「ゼロ戦」のライバルとなった「F-4Fワイルドキャット」「F-6Fヘルキャット」等々の米軍戦闘機が搭載していた機関銃、所謂「ブローニング12.7o機関銃」の口径数でして

まあ大抵のミリオタにとって
その初期段階において日本軍機を苦しめた米軍機の機関銃の口径として12.7という数字を憶え
その後の長く厳しい修羅の道ともいえるミリオタ道に本格的踏み込んだあたりで、12.7ミリ機銃は飛行機ばかりでなく歩兵やら戦車やら艦船やら、ありとあらゆる米軍の兵器で使用されているという現実を知り
12.7ミリ機関銃の汎用性の高さに敬服してしまうわけですが

かように日本のミリオタにおける12.7という数字は
汎用性の高い傑作兵器を連想させるようになっている訳ですが

そもそもこの12.7ミリってのは米国で使われる長さの単位インチ
1インチ=25.4ミリ
に基づいて、1インチの半分の0.5インチという米国人には割り切りやすい数字ということもありますが
国米国でのこの12.7の扱いっては、兵器というかそれ以上の歴史とか文化とか伝統とかの意味合いが強くありましてな

ライフルの進化というものは
銃口から火薬を詰め弾を装てんするという火縄銃でおなじみの装填から発射までに手間暇がかかる前装式銃砲から、銃砲身の尾部から弾丸を装填する後込式銃砲の登場によって飛躍的に技術が進歩したのですが
その最たる物がライフルの口径

前装式銃砲では銃口から投入した火薬を詰めるために「さく丈」という火薬を固めるための棒を銃口から入れる関係でどうしても口径は太くしなければならなかったのですが、後込式銃砲の登場によって「さく丈」を使う必要がなくなったのでライフルの口径は細くなっていき
ヨーロッパのほとんどの国では0.22〜0.30インチ(5.56mm〜7.62mm)が主流になっていくのですが

米国だけはそんな流れに反発するかのように
というか、ヨーロッパでは銃は鳥やキツネといった小動物相手にしか使わないのに対して米国では熊とかバファローといった巨大な動物を相手にしなきゃならないので大口径でないといけないという理由があるのですが
ヨーロッパの倍ほどもある0.50インチ(12.7mm)の大口径ライフル「シャ−プス・ライフル」というものが1848年に設計・発売されるや、その口径の大きさもさることながら命中率の高さ有効射程の広さから評判となり
西部開拓民にはバファロー狩をする際に実に向いているということで「バッファロー・ガン」という愛称がつくわ

その命中率の高さから他の小口径のライフルを差し置いて狙撃銃として米国陸軍に採用されるは

とどめになったのは1874年6月に起こった、コマンチ族300名と28名のアメリカの民間人が戦った「アドビの壁」砦の戦いにおけるウィリアム・ビリー・ディクソンの1538ヤード(1406m)離れた馬上に乗った相手を狙撃して命中させたという「The Shot of the Century(世紀の一撃)」で使った銃となり
その人気は不動の物に
(日本人にはピンと来ないかも知れないけれど、この戦いは絶対少数の民間の開拓民が圧倒的多数のネィティブインディアン相手に徹底抗戦して最終的には勝利したという事と、後にワイアット・アープとも親交のあった脚の不自由な名保安官バット・マスターソンも参加してたりして西部開拓史ではかなり大きな事件だったりする)

かくして、国の内外を問わずその派生型まで含めれば10万丁以上生産されたという1800年代における最大の生産数を誇るライフルとなりまして
アメリカが独立以来ヨーロッパに持っていた技術的な劣等感を、この銃の登場で払拭してしまったというな


「Sharps 1874 Buffalo Gun」と呼ばれる世紀の一撃を放った銃を記念して作られたモデルのシャ−プス・ライフル。「ビックフィフティ」という敬称でも呼ばれていた。ヒゲの男はその銃で「The Shot of the Century(世紀の一撃)」を放ったと言われている「ウィリアム・ビリー・ディクソン」。この一撃でコマンチ族は混乱し襲撃が止み、銃そのものが尊敬と畏怖の対象になったと言われている。銃の有効射程は重力、風、湿度、気圧といった影響で7.62o口径で600m以内と言われているが、その点12.7o口径クラスになると火薬の量が倍以上になり初速も早く風等の影響を受けづらくなり有効射程の距離も1000m以上になるといわれているが、それでも100年以上も前の技術で作られたこの銃でスコープ無しで命中させた事は特筆に価する。


つまりこの銃は、アメリカの文化・技術・歴史・伝統に関してかなり重要な位置づけがされている銃でして、単なる銃といった意味以上の物があるんだよなあ
なんというか「アメリカの魂」っていう意味合いがなあ〜
「シャープ」って言葉に「キレもの」の意味がついたのもこの「シャ−プス・ライフル」の逸話が原因だしなあ

まあそういった経緯があるんで、12.7mmって物には伝統みたいな物を感じていて
それはもう格別な思い入れがあるんでしょうなあ
そうじゃなきゃ1933年に正式採用されもう56年も前の兵器の「ブローニングM2重機関銃」を未だに使い続ける訳がない
もうこれは「シャ−プス・ライフル」の子孫である12.7mm口径だから滅びさせる訳にはいかん!
とか思って無理にでも使い続けているとしか考えられませんよ(笑)


12.7ミリ口径の銃器として生産数・性能において最高傑作と言われるブローニングM2重機関銃、かなりのバリエーションが存在し陸、海、空、そして海兵隊と米軍の武装の大半を担当する。まさに米国の守護神ともいえる。


12.7o口径で一人で取り回しが出来るライフルということでシャープスライフルの正統なる後継者であろうバレッドM82A1対物狙撃銃(対戦車ライフル)。1986年に登場以来常に湾岸戦争等で使われ続け、10万丁以上の生産数を誇る銃。現代技術の粋を集めたような設計で有効射程2000mを誇る、画像ではわからないがかなりサイズが大きめ

まあ、航空機のジェット化が進み、機体構造強度の強化や速度の向上により、より高い発射速度と大口径化が求められるようになっていく時代にも
米軍はF-86セイバー戦闘機に頑なに12.7mm機銃を搭載するぐらいですからねえ

ま、そんな米国の魂を搭載した機体がですな、反原水爆の象徴ゴジラと戦っちゃうという
ある意味、日米代理決戦が行われるんだからどうなるかわからないものですなあ



画像はブローニングM2重機関銃を搭載したF86セイバー戦闘機とゴジラのポスター。、日の丸をつけていても米国の象徴ブローニングM2重機関銃を搭載した大和魂を失った日本人のF86セイバーには容赦せず、逆に性能は劣る一式陸上戦闘機隼と思われる飛行機は見逃すという寛容な姿勢にゴジラさんの本質を見たような気がいたしました




2009/7/1(水)〜7/2(木)


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